第5話 神様と人間のドタバタギャグ

<あらすじ>

大学進学を機に親戚が営むアパートに下宿することになった新。そこで出会ったのは、アパートでどきょ生活を営んでいる七福神だった。神々が引き起こす騒がしい生活に巻き込まれる新のドタバタコメディー。


<登場人物>

恵比寿(日本)…赤がイメージカラー。清廉の象徴。しかし、酒・タバコ・ギャンブル・女が大好き、と絵に描いた様なクズ神。冷めた目で、この世界を見ている。人間をひどく嫌っており、神に縋る人間はバカだ、と見下している。人間や他の神を見る目は、七福神の中でも随一。七福神の中でもリーダー格であり、いざという時のまとめ役。皮肉を交えた正論を話すので、口喧嘩では基本負けない。また、腕っぷしも強いので、喧嘩は七福神の中で負けなし。なんだかんだ居心地がいいので、居候生活は気に入っている。他の六神は、大切な存在。

布袋(中国)…緑がイメージカラー。大量の象徴。目つきが鋭く、一見近寄り難いが、本性は引くほどのアイドルオタク。人気アイドルから地下アイドルまで、すべてのアイドルたちの情報を網羅しており、男女問わず彼らを愛している(ちなみに、顔と名前すべて一致)。人間は、アイドル以外認めていない。主に、七福神の盛り上げ役。喧嘩は強いが、基本平和主義なので自分から吹っ掛けない。ただし、怒らせると怖い。そろそろ、他の六神の目が痛くなってきたことに気づいてきたが、彼らのことが好きなので、今の生活を続けている。

福禄寿(中国)…紫がイメージカラー。人望の象徴。普段からウォークマンでアニソン・キャラソンを聞き、常に漫画を持ち歩いているアニメ・マンガオタク。アニメのDVDやCD、グッズを大量に買い込むため、基本金欠。二次元しか認めていない(唯一認めている三次元は、声優)。アニメ・マンガをバカにする人間を決して許さず、ひざかっくんなどの小さな嫌がらせをしている。喧嘩は七福神の中でも弱いが、グッズを壊された場合、暴れて手が付けられない。なんだかんだ他の六神といると落ち着くので、今の生活を満喫している。

寿老人(中国)…青がイメージカラー。寿命の象徴。真面目で礼儀正しいが、心の奥底では人間を馬鹿にしている。人間の寿命など所詮一瞬のものだ、と考え、本気で長生きを考える人間を理解できない。そのため、無機質で半永久的に形を残す電車に惹かれ、それが行き過ぎて電車オタクになった。電車の模型や駅名のプレートなどのコレクションは、自分専用の物置に保管されている。喧嘩は強く、売られた喧嘩は買うタイプ。他の六神をうっとうしがっているが、自分の理解者は彼ら以外にはいない、と思い、彼らと共に過ごしている。

大黒天(印度)…黒がイメージカラー。有福の象徴。しかし、ネットの世界に入り浸り、自分以外の者は人間も神も含めてすべて敵だ、と思っている、完全な引きこもり神。一日の大半をネットに費やしているので、掲示板などのネットの情報や知識は、七福神の中では随一。実はコスプレ好きで、他の六神に内緒でコミケ会場によく出没している。喧嘩は七福神の中でも弱いので、心理戦で勝ちを狙いに行く。他の六神たちに対して挑発し、暴言を吐くが、誰よりも彼ら(特に印度組)に依存しており、彼らの元を離れる気はない。

毘沙門天(印度)…黄がイメージカラー。威光の象徴。サバゲーやRPG、恋愛シミュレーションゲームまで、幅広いジャンルのゲームを攻略しているゲームオタク。理想の相手がゲームのヒロイン、とかなり重症。人間には、もはや興味ない。ゲームさえあれば生きていける、と本気で考えている。日常的にゲームの用語を使い、話が通じない。喧嘩は、格闘ゲームで得た戦術や知識を応用しようとするが、役に立ったことはない。ゆえに、七福神の中でも弱い。他の六神に対して無関心を装うが、その実誰よりも彼らを気にかけている。

弁財天(印度)…桃がイメージカラー。愛敬の象徴。七福神の名で唯一の常識神で、ツッコミ役。他の六神の日頃の自分勝手な生活態度に、頭を抱えている。実は、怒らせたら一番恐ろしく、七福神の裏番、と恐れられている。彼女が、唯一の生活の収入源ということもあり、最終的に実権を握っているのは、彼女。腐女子であることを自他ともに認めており、BLの魅力を延々と語れるほど腐っている。喧嘩は本気を出せば全員潰せるが、基本参戦しない。他の六神をなんだかんだ放っておけず、彼らの面倒を見ている、お母さん的ポジション。

福本新(18)…この春、大学進学のため東京に引っ越してきた、大学一年生。大学寮の人間関係に嫌気がさし、七福神が住んでいるアパートに引っ越して来た。おおらかで引っ込み思案だが、影が薄い。お人好しで、人に騙されやすい性格。七福神たちの予想や常識の斜め上を行く行動にいつも振り回され、本人の望まぬ内にいつの間にかツッコミの技術が洗練され、身についていく。なぜか七福神に気に入られ、彼らの厄介ごとに度々巻き込まれる。そんなごたごたに巻き込まれるうちに、主に精神面が鍛えられ、もはや七福神よりも逞しくなっていく。もっと穏やかな生活を送りたい、と思っているが、七福神のいる生活が、いつしか心地よくなっていく。

瀬戸恵一(35)…七福神と新が住んでいるアパート「神影荘」の大家。おおらかで、基本何事にも動じない。七福神たちが巻き起こすドタバタと、それに巻き込まれる新を見守って(楽しんで?)いる。

玄武…四神の一人。北を守護する。至って穏やかで常に笑顔を絶やさないが、たまに爆弾級の毒舌を吐く。

青龍…四神の一人。東を守護する。おかまで、狙った獲物は逃がさない。たまに男が出る。

朱雀…四神の一人。南を守護する。天真爛漫な性格だが、腐男子で超売れっ子同人作家。

白虎…四神の一人。西を守護する。至って真面目な性格だが、引くほどの猫好きで赤ちゃん言葉になる。


<テーマ>

神と人間の認識の違いから生まれるコメディー


<世界観>

現代ファンタジー、コメディー、ギャグ

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色々と考えていたけど形にならなかった ゆきまる書房 @yukiyasamaru1

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