第2話 和風で現代ファンタジー

〈あらすじ〉

人には見えない妖怪の姿が見えてしまう少女、桜。両親の離婚を機に親戚の叔父夫婦の元へ預けられた桜は、ある日、叔父夫婦の家の近くの山で妖狐の少年、颯真と出会う。颯真との出会いを機に、彼が生活を共にする妖怪たちとの交流を深めていく桜。しかし、桜は前世で颯真たちと出会っていたようで……。


<登場人物>

丹多桜……人間の少女。性格は引っ込み思案で大人しいが心優しい。昔から妖怪の姿が見える。颯真たちとの出会いを機に、邪を祓う能力が次第に芽生え始める。前世は平安時代の貴族の娘、桜姫だった。

颯真……妖狐。見た目は十代後半の少年。普段は冷静沈着だが、感情が高ぶるとその冷静さを失ってしまうことも。年頃の少年らしい素直さも持ち合わせている。平安時代、桜の前世である王妃目と恋人同士だった。

鳳……烏天狗。見た目は三十代半ばの男性。普段は面倒くさがりだが、やる時は決める男。颯真たち身寄りのない妖怪たちの父親代わりとなっている。妻の氷華とは駆け落ちで結ばれた。

氷華……雪女。見た目は二十代半ばの女性。おっとりして穏やかな性格だが、怒らせると誰よりも怖い。颯真たち身寄りのない妖怪たちの母親代わりとなっている。夫の鳳とは駆け落ちで結ばれた。

森羅……人間と鬼のハーフ。見た目は二十代後半の男性。普段は無口で表情もあまり変わらないが、心の内では熱い感情を持ち合わせている。鳳と氷華に対して厚い忠誠を誓っている。

連捷……百目鬼。見た目は三十代前半の男性。飄々として掴みどころのない性格。病的なまでの女好き。元は人間の僧侶だったが禁忌を犯して妖怪になった。鳳と氷華に対して厚い忠誠を誓っている。

阿形……狛犬。見た目は十代半ばの少年。天真爛漫でどんなことにも興味津々な性格。廃神社に住んでいたが、鳳たちに拾われて生活を共にしている。吽形の双子の兄。

吽形……狛犬。見た目は十代半ばの少年。臆病で気がとても弱いが、純粋で人を疑わない。廃神社に住んでいたが、鳳たちに拾われて生活を共にしている。阿形の双子の弟。


<テーマ>

妖怪と人間という異種族の交流。異種族間の対立。心を通わせることの難しさ。


<世界観>

現代和風ファンタジー

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