エピローグ ハーフ&ハーフ4参加された皆さまへの手紙
拝啓――なんて堅苦しいご挨拶は抜きにしまして。
今回も楽しい会になりましたね。
そして、私にはとても勉強になりました。
いつも企画・運営の労をとってくださる関川さんには深く深く感謝いたします。
ここでは、『ペンフレンドの間』で上げられていたのに反応できていなかった「創作メモ」的なお話をしたいと思います。
私は今回でハーフ&ハーフ参加は3回目になりまして、過去2回は連作形式にしたのですが、今回はそれぞれ独立したお話(というか、返信)を書きました。
というのも、「往信と返信との書き手は別人」という、現実世界では当然でありながら小説世界では実現しがたい状況(ふつうは作者一人で両方生み出すので)を体験できる稀有な機会を、活用しない手はないと考えたからです。
つまり、今回は文字通り掛け値なしに勉強と実験を主目的にさせていただきました。
とはいえひとさまに読んでいただく以上、なにか楽しんでいただける仕掛けは必要だろうということで、解説っぽいのを入れました。
そのため、斜に構えた解説になってしまったきらいはあるかもしれません。
苦労話としましては、わりと真っ向からまじめな解説をしたくなることもあったのですがそれじゃあ楽しくないなと、ひねくれた解釈を毎回どうにかひねり出していました。せっかくのお題を汚すことになってしまったらどうしよう……とヒヤヒヤしながら。
その点、直球だったり変化球だったり思いもかけない発想で見事にお題を料理される皆さまの作品は、大きな刺激になりました。
そんな刺激を、どこかで別の作品に昇華させたいですね。
なにしろ来年のテーマは「ターニングポイント」ですから。ここで得たものが私のターニングポイントになるといいなと思っています。
あらためまして、
関川さんはじめ、ハーフ&ハーフ4でお付き合いいただきました皆さま、ありがとうございました!
来年もよろしくお願いします。
📞久里琳
ハーフ&ハーフ4のための 手紙ってどんなふうに書くんだっけ研究会 久里 琳 @KRN4
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