美しい言葉で紡がれる世界と主人公の苦悩。
大切な人が意識不明になってしまったにもかかわらず、彼はやり場のない想いを何処へもぶつけることなく苦悩していた。
読んでいて苦しくなるし、辛さが伝わってきて涙が出ます。
しかし彼は諦めなかった。
もし大切な人が自分の身を挺して誰かを守り、その犠牲になってしまったら?
彼のように妻の気持ちを汲んで自分の中に感情を抑え込むことができるだろうか。
諦めずに回復を祈り続けることはできるだろうか?
そして……この物語の結末は。
あなたも是非、お手に取られてみてくださいね。お奨めです。