物語の素晴らしさに心を惹かれたのですが、それを支えているのは、作者の丁寧な言葉選びのたしかさだと感じました。ぜひ、この素晴らしい物語をご一読願いたいと思います。
川端春蔵と申します。 初心者ですが、読んでくださる方に少しでも楽しんでいただければと思っています。 どうか、よろしくお願いいたします。
美しい言葉で紡がれる世界と主人公の苦悩。 大切な人が意識不明になってしまったにもかかわらず、彼はやり場のない想いを何処へもぶつけることなく苦悩していた。 読んでいて苦しくなるし、辛さが伝わって…続きを読む
主人公の男性は昏睡状態にある妻を見舞いに日々病院に通っています。妻は女子学生を庇ったが故に交通事故に遭ってしまいました。目を覚ます気配のない妻に、男性は彼女が「春の星」と呼んだ桃の花を見せたいと…続きを読む
誰かを想う気持ちは星の瞬きに似て、何かの拍子に、身体を置き去りに強く光り出す。そんな超新星みたいに熱い輝きを宿した二人のもとに、春の星が優しい光を投げかける。激しく、胸を打つ、美しくしなやか…続きを読む
洗練された美しい春の表現。和やかさに棲む滾る感情。たおやかで奥ゆかしい文体。花ひらく伊吹のように生命力に満ちていく。春の星とよばれる唯一の感性をぜひ感じ取ってください。
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