エピローグ
四角い箱は、天へ向かう。辿り着いた先には、どこまでも見果てぬ宇宙。
そこに時間は流れていない。魂は消えない。
すべてのものは溶け合って、混ざり合って、星の川床をゆっくりと巡り、旅をする。あの子は今、ようやく旅を終え、地上にぽとりと落とされて産声を上げた。燦々と煌めく太陽の下、宇宙の片隅でほんのひととき、眩しい光を放って消える。
そしてまた、天に昇る。
――穏やかな波の中で生まれた私たちは、星の旅人。いつかまた、あなたに会えるその日まで。私は旅を続けるよ。
星の旅人 朱宮あめ @Ran-U
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。