★
0
概要
笑いに全てを賭けてきた
古典落語「富久」を現代版の小説としてアレンジした作品。主人公の南野は鳴かず飛ばずの芸人で運にも実力にも見放されているが、ふと通りかかった神社での神主との出会いが彼の人生に少しずつ影響を及ぼしていく。自堕落な生活を送りながら宝くじを模した漫才イベント(大会)に出場し借金返済を試みる南野。自分達のくじを購入してくれた神主を大会に招待するも観戦は難しいようである。相方大野の助けもあり大会に向け南野は徐々に漫才に没頭していく。過去に因縁がある後輩にも恥を忍んで教えを乞う。コンビ南野大野は神主との出会いを漫才のネタにして大会に挑む。しかしながら結果は落選。自暴自棄になりそうになる南野を支えたのはやはり相方の大野だった。この先芸人として成功し一発逆転できるかはわからないものの、南野はくじを引き続ける(
おすすめレビュー
書かれたレビューはまだありません
この小説の魅力を、あなたの言葉で伝えてみませんか?