第7話 私
起きたら、私の家だった。
夢オチなんて最低…どこから夢だったのだろう。
一体どこから夢だったのだろう。
「おはよう、柳」
鈴原がいた。
鈴原がいる。
「昨日は疲れてたもんな~~~、まだ夢の中にいるのか?ぼーっとしちゃってどうしたん?」
「えっと、どうやって帰ってきたんだっけ…」
「うっそだろ、じいちゃんが駅まで送ってくれたじゃん!感動の別れ!って感じでは全然なかったけど、手作りのぎっちぎちの白飯の入ったズッシリしたやばい弁当くれてそれをお前が限界まで食べて寝ちゃって、それから俺たちこっちの駅までたどり着いて、タクシーで帰ってきたじゃん!まさか全然覚えてないわけ?」
そういえばそうだったかもしれない。
ラインを見ればおじいさんとお友達になっていた。
別れもあれば出会いもある。
私たちはそうやって日々を生きていく。
人生は続く、続くったら続く。
カステラと温泉の相性はいい ぶいさん @buichi
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