自分の作品を正当に評価できるのは自分だけだ

本エッセイは、このサイトの利用者なら誰でも共感できるでしょう。
何時間も、何日も、何ヶ月も机にかじりついて唸り、ひらめきに喜び、行き詰まりに悩み、どうにかこうにか筆を先へと進めて行く。

周りがなんと言おうと、私の書いた、この作品はおもしろいのだ。
この信念は揺らぎません。

ただ、世間の評価というのはまた別なのですよね。
そこで作家は一喜一憂するのだから、ままなりません。

だから、私は私がおもしろいと思った、この感覚を、いかに他者に伝えることができるか。
それっぽい言葉を使うなら、いかにしてコンテクストを広げることができるか。
それが普遍化ということなのではないか、ということを念頭に、今日も創作に励んでいます。

創作という道を歩んでいる以上、みんなみんな、幸せになる方法はないのでしょう。
評価される作品がある一方で、選ばれなかった作品がある。
その時はもう、真っ当にくやしがるしかない。
くやしさをばねに、次の創作に取り組むしかない。
より多くの人に読んでもらいたい。
それが我々の原動力でしょう。
評価されたとしても、次もまた評価されるとは限らない。
そんな茨の道です。

年齢なんて関係ない。
書きたい、という欲望の涌く限り書き続ける。
発表し続ける。
応募し続ける。
それが我々、作家です。

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