概要
自分がいた。どうしようもなく自分だった。
過去作品、再編集。
おすすめレビュー
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- ★★★ Excellent!!!物語とは灰になるもの
せっかく綴った物語が、評価されず、誰にも読んでもらえない。
怖ろしいことにネットに投稿サイトが出来てから、そんな、「読んでもらえない」人の数も激増してしまった。
目に見えて分かる、人気の差。
X(Twitter)の呟きのごときが、或いはテンプレと呼ばれる作品が、みるみるうちに多くの評価を集めて書籍化していくその裏で、私たちのような「読まれない」側の者たちは、フランス革命前夜、第一身分第二身分を遠く仰いでいた第三身分98%であるかのように、底辺にうず高く、埃のように、くすぶって積もっている。
そんな中、衞藤萬里さんは創作ノートを燃やした。
文字どおり、炎の中で灰にしたのである。
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