［第30回スニーカー大賞前期応募作品］純白の少女は人を斬り

自分の過去作である姫崎京子を改定したものです。

維新志士として幕末を生きた姫崎京子。明治になってもなお、国に降り注ぐ脅威から人々を守り続けていた。

かねてより、危険とされてきた＜四大人斬り＞の一角、＜芥＞。その動きが近年活発になっていることへの対応を模索していたある日、姫崎に乱闘を止めて欲しいとの一報が入る。その騒ぎの発端はかつての仲間、一炉朱現だった。
一炉の出現をきっかけに、芥を＜殺す＞為の役者が揃い始める。同じく元維新志士の蘭巴とその娘蘭林檎。元新選組の斎藤一や永倉新八。志士を志した青年黒鉄るか。類まれなる腕を持つ医者至胡蝶。剣客を志す少年神。
姫崎たちは命を懸けて作り上げた平和を、守り抜くことができるのか。