バットカンパニー　ーＢＡＴ ＣＯＭＰＡＮＹー

時は2155年の近未来、地球は惑星開拓に乗り出し各惑星に入植用宇宙輸送貨物船を送り開拓と天然資源開発を行っていた。そんな中で日本の大手惑星開拓企業の「イワテツ社」とアメリカの大手惑星開拓企業の「アイランズ社」、そしてヨーロッパの大手惑星開拓企業の「E.U.P社」による激しい惑星開拓競争が行われていた。
初夏のアメリカ、ニューヨークにある旧国連本部を利用した地球連邦総裁判所では四人の超一級犯罪者に対しての裁判が行われていた。一人目は日本人男性の『ハヤキ・カズ』、二人目はフィンランド人女性の『ティナ・クリスティン』、三人目は中国人女性の『ライ・フィン』、四人目はハンガリー系ロマ人女性の『ルーラ・バレリア』、皆には即時処刑が言い渡されたが、四人の総裁判にイワテツ治安警備会社の社長、『ナガセ トウヤ…続きを読む