第4話
「やはり魔王は手強かったな」
と勇者の
「うん、
戦士の
「私の
と魔法使いの
「やっぱりハナサ
そして私、
「うーん」
と押し黙る。
ハナサ湖は、
「ハナサ
華ちゃんが言うと、
「行くしかないな」
「そうだね。龍さんサクッとやっつけて、ドラゴンスレイヤー頂いちゃおう!」
孝雄君と紗菜ちゃんが口々に言う。
「そうと決まったら。みんな手を
私は呪文の
「なあ、やっぱり……」
「
孝雄君が何か言い掛けるも、紗菜ちゃんが制してくれた。
呪文の詠唱が終わると、みんなの身体が青白い光に包まれた。
「
私達は一筋の光となって飛び立った。
ハナサ湖は凪いでいた。孝雄君が魔法の
湖面を越えてひとっ飛び、対岸の岩山の洞窟へと辿り着いた。
「ここには龍がいるんだよな。おっかないが、魔王より強いってことはないだろう。行くぞ!
孝雄君が洞窟へと一歩を踏み出し、華ちゃんと紗菜ちゃんが続く。
……って、めぐみん?
「
『このすば』めぐみんって、こんな感じだっけ? 名字呼びから愛称に変わったのは良いけれど、『めぐ』で良いじゃん! なんで文字数増やすのよ!
「何、ぼーっとしてるんだ、めぐみん? 置いて行くぞ!」
「待ってよ、みんな。
続かない
はなさないで ーショートコント風連作短編集ー 魔女っ子★ゆきちゃん @majokkoyukichan
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