行く先のない、居場所のない女が見つけた住処は

お題の住宅の内見が主題ではなくひとつの伏線として使われていて、それが後になって効いてくるのが巧いなあと思いました。
現実味のある主人公の人生観や結婚観にはシビアに突き刺すものがあって、見えないところでこんな苦しみを背負いながら生きている女は決して少なくないのだろうと思えてきます。
父と娘の会話に心を動かされました。二話の中に家族の姿が凝縮された読み応えあるドラマです。