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    第8話 緑やくもは雨の中への応援コメント

    書籍化を楽しみにしております。良い知らせを待っています。

    雨の伯備線は独自の風情があります。しかし視界が狭くなり小さな景色となるのが残念なところ。とはいえ、いつも快晴とはいかないのは人の命と同じで。

    最後に自分語りで失礼いたします。

    GWに帰省して親と僕が幼い頃の思い出話をしていると、すっかりマイカー生活に慣れた三人兄弟に学習として当時の国鉄に乗せ、出雲市駅から松江駅を往復する際に往きは奮発してやくも号に乗せたと老いた母が語りました。三人兄弟で下二人が二卵性双生児である中で末弟の僕は次兄と同じく当時幼稚園児だったとのこと。

    1875年(昭和50年)生まれの僕が幼稚園児だったとすると、381系電車は小学校入学した1982年7月に本格導入されましたから、乗ったのは181系気動車だったはずです。

    母は鉄道に疎く、車両の違いは全く分かりません。もしかしたら実はまつかぜ号やおき号であった可能性すらあります。しかしいずれも181系気動車でした。
    (訂正: まつかぜ号なら82系気動車でした。不正確で失礼しました)

    「記憶ない?」と母は問いました。
    はい。ありません。

    そんなこともあろうかと思いつつ、大人の知識を使って偽の記憶を作るのも怖いものです。自分でも忘れていたんだね、と遠い目で見ることにします。

  • 所要時間の面で見れば、181系気動車から381系電車に置き換えられたときに一線を画しており、273系は乗り心地の改善が主眼で速達性はほぼ変わらず。在来線に振り子機能を導入して速度を向上するという点では第1号の381系で完成されていました。カーブでの安全性や緊急時の停止距離等々を考えるとあとは無い物ねだりです。それはしかたないと自分に言い聞かせます。

    作者からの返信

    確かに、今回の置換は車両本体の老朽化も去ることながら、車内設備の全体的な陳腐化がその主要因であります。
    おっしゃる通り、速達性については42年前の知井宮電化でおおむね達成されており、今回はさらなる速達かという点についてはある程度意識から外されている面は感じられます。

    速達性については確かに気動車から振子電車化の段階でこそ大きく達成されましたが、新車置換を機に更なるスピードアップができるならそれに越したことはないでしょう。しかしながら、費用対効果を考えるに、そこまでは達成できない相談ということでしょう。もしそれでもというのであれば、車両の問題よりも線路や地形などの問題を考慮して改良しなければならないこととなり、さあ、そこに金と労力をつぎ込めるかという話になりましょう。

    以上より、この度の置換は昭和末期の設備を根本的に現代版にアップグレードすることに力点が置かれているのは当然かどうか論ずるまでもないところかと思われます。

  • 米子駅!境線との接続駅ですね!

  • 島根を旅したときのことを思い出しました!確か布原駅はかつて信号所で、デゴイチ三重連の名所でしたね!あと、ホームが短くて、秘境駅と言われているので今は別の意味で有名ですね!

  • 来年の雪は見られるだろうか。と書けば世を去る人の言葉のようですが、リバイバル塗装編成は本年6月末で営業終了とのことで、もう国鉄色のやくも号が雪景色の中を走る光景は見られません。いよいよ終幕が迫ったかと思う次第です。

    作者からの返信

    そう言われてみれば、私はこの冬にとてつもない経験をできたのかという思いもあります。

    本日朝、ごとうびの支払に行く途上、岡山駅前にあるお手伝い先の会社の近くで岡山駅の東側を見ると、既に、新型車両が出雲市に向けて走る準備をしておりました。

  • 181系気動車から381系電車に置き換えられた当時はどちらも日本のどこかに行けば乗れる存在でしたが、381系電車が去るときには何としんがりとなってしまいました。改善を後回しにされた結果として注目を浴び人気者になるとは、経済と人情は時に一致しないものだとしみじみ思います。

    作者からの返信

    まったく同感です。
    そのはざまで生きているのが、私ら鉄道趣味人です。

  • 新型やくもの試運転とすれ違うとは強運をお持ちですね。永年の悲喜交々が縁を運んできたものと思います。

    新見を越えると後は速い。カーブが多いとは言えとばす楽しみを無邪気に受け取る区間ですよね。

    往復で密度の濃いルポをいただきました。二往復目で何を見られるのか楽しみです。

    作者からの返信

    ありがとうございます。
    先輩方が大学生の頃、小学生の高学年で、いろいろありましたから、経験できずに終わったことが多かったのもあります。
    そういった思いも、文章にどこかで出ているのではないかと。

    このところ年度末でなかなか書けていませんが、早めに執筆に移ろうと思っております。
    今しばらくお待ちくださいませ。

  • おっしゃる通りで、午後の下り列車は山陰の人にとっては使い道がなく、僕も乗りません。すると6両編成では空席が多くなります。新型車両が4両編成なのはさびしくも実態を受け入れます。

    車中の酒は悩みどころ。酔いを楽しむか、澄んだ頭で車窓を見るか。僕は飲み始めると深酒する癖の悪さから、最近は車中は素面でいます。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    山陰の人からすれば、確かに午後の岡山方面はあまり使い出がなさそうですね。もっとも、泊り込みでどこかにとなれば話は別でしょうけれど。

    確かに、車中の酒は振子電車であるなしにかかわらず悩ましいところです。このときは飲みましたが、2回目の往復の際は列車では飲んでおりません。

  • 鉄道唱歌の放送が流れる号でしたか。旅行好きには風情が楽しみでしたが、移動かつ仕事か休憩の時間と考える人にはうるさいでしょうから、放送が無くなるのも致し方ないです。もしかしたらスマホで動画を見ている人が雑音を嫌ったかも。

    大山の写真撮影は外せません。ただ、僕は未だタイミングをとれず同じ構図ばかりなのが悩みの種です。

    詳しいレポに喜んでいます。

    作者からの返信

    ありがとうございます。

    とりあえず1往復目が仕上がりました。
    次は泊り込みの2往復目を参ります。

    なんとか、国鉄色で1往復できました。

  • 米子駅も改装が済んだので、色々と変わりましたよ。

    駅ビルが奇麗になりましたわ。

    作者からの返信

    今回は通過しましたが、しっかり見ました。
    今度立寄ってみたいです。

  • あのやくも号でパソコンを開いてお仕事なされるとは、熱心さに頭が下がります。僕は諦めてスマホを触っています。

    伯備線では公衆の携帯電話網も切れがちで、ネット環境はどうにもなりません。

    あの時間は良くも悪くも別世界だと観念しております。

    続きを楽しみにしております。

    作者からの返信

    はじめまして。

    私の場合、パソコンを開いて多少仕事ができないわけではありませんが、予備電源もそうないため、ひたすらノートに書き込みながら、あとはスマホもしくはタブレットで動画撮影もしくは写真撮影という形を取りました。
    いずれにせよ、ネット環境はあきらめた方がいいというわけですが、こういう形での特急の移動も、悪くはないと思っています。

    確かに、良くも悪くも別世界。
    しかも私の「特等席」は、テーブルを広く、しかも2段使用できるのはありがたい場所ではあります。

  • 大先輩にお目にかかり頭を垂れております。

    1975年(昭和50年)産まれ、当年48歳の僕は、伯備線が電化された1982年は小学一年生であり鉄道旅行は想像だにしませんでした。ですから181系の記憶はありません。

    僕の場合は出雲市に生まれ育った都合、帰省目的ですから出雲市まで乗ります。料金を考えれば手前で降りれば安いのかと、虚を突かれました。勉強になりました。

    続きを楽しみにしております。

    作者からの返信

    コメントありがとうございます。

    出雲市まででしたら、仕方ないですね。
    私の場合は岡山市内ですから、こういう利用もできるわけです。まあ、銭金を言わなければ、別に出雲市まで行ってもいいのでしょうが、なんだかね、というのもありまして。

    181系気動車は1982年6月までで、私が中1になった年まで走っておりました。当方の鉄道研究会では、この気動車特急は大人気でした。

  • 鳥取県民として、「やくも」には何度も乗りましたわ。

    去年も広島行きの際、米子から岡山まで利用しました。

    新型やくもがもうすぐお目見えしますし、そちらもまた楽しみです。


    旧型の引退は寂しく思いますけどね。

    作者からの返信

    早速コメントありがとうございます。
    1982年当時は典型的な国鉄の特急でしたが、いくら座席を変えても、今となってはあまりに旧式になってしまいましたから、仕方ないですね。

    今度は、新車のやくもで玉造温泉往復をしようと思っております。