純粋カカオをホワイトチョコレートで包んで

恋愛は美しく、数多の小説が書かれました。

なのですが、現実の恋愛はむしろ痛い話が多くて恥ずかしいものなのですよね。だからこそ美しい部分だけ取り出した小説が喜ばれる訳で。

これは、そんな、現実の恋愛の痛い話です。読むと激痛が走ります。こんなのって……

ところが最後にいい話が待っています。

チョコレートって、純粋なカカオは苦くて仕方ないのに、砂糖が入るとあんなに人を蕩けさせるのはなぜでしょう。

恋愛も同じです。

このエッセイは、純粋カカオの外側をホワイトチョコレートで包んだような、苦さと甘さを同時に味わえます。ご賞味あれ。

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