右半身は美神、左半身は腐って蛆虫をわかす、蝕神。その恋。

蛆虫が、ロマンティックな小道具にかわる、ホラー・ラブロマンスです。

女は、憑神の器として、使い捨てにされようとしていた。身体もボロボロ、精神は、もはや狂いかけている。そして、愛に飢えている。

男……蝕神《しょくがみ》は、右半身は男娼のように若く麗しく水気がある。
左半身は、ぼとぼと腐りウジがたかっている。

そんな二人が、出会う。

読者を怖がらせる、というより、虫やひんやりした石室、物語を彩る空気自体が、ホラーです。

そんななかで、純度の高い愛が花開きます。

R15とありますが、濃いチューがあるくらいなので、ご安心を。

一風かわった、ラブロマンスを読みたい読者さまに、おすすめします!

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