黒い虹、紅い月、そして鬼燈

3話目の詩《星》にて、髪留めとして控えめに表れる鬼灯。

もしやすると、何人かの方はこれを読み飛ばしたかもしれないと思う。

ホオズキ、鬼火の鬼は、喪きひとたち。灯は彼らに供され彼らを迎える燈

命は啼き、そして凪となり、失われてなくなる。

瞳に黒い虹がうつる。
月が紅く染まり、壊れても、

生きている

ホオズキのモチーフは、めいき〜さんそのもの。

ギニョル人形のように装いながら、はかなくなる日を待つ。それは無機物であれ、有機物であれ、等しく訪れるはずであろう未来。

泣きました。

苦しくて。

苦しいのが命。

しかし、美しい。

あなたのように。


ありがとうございました。

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