あとがき


 ここまでお読みになって頂けて、光栄の極みであります薮坂ですこんにちは。


 本作「コンビニアイス・アライアンス 〜甘くて冷たいふたり同盟〜」は、野森ちえこさんのお誘いを受けて書いた合作のリレー形式小説となります。


 野森さんが神戸に旅行でいらした時、「リレーしましょう」と直接お誘いを受けたのが2023年4月。で、このエクストラを書き上げたのが2024年9月末。一年半もかかってしまって、野森さんには非常に申し訳なく思っています。

 いやね? 2023年は異動とかいろいろあってですね、その他にもほら仕事が……うん、言い訳はよくないな! 追いかけて下さったみなさまにも、スライディング土下座で謝りたいと思います。というか、読んで頂きありがとうございました。


 なんとですね、本作はカクヨムさんの「金の卵」に選ばれて(リレーが選ばれるのって初めてでは?)、この作品に携われた私は幸せものだなぁと思えました。

 小説書きって、報われないことばかりじゃあないですか。魂を削って書き上げて、それが傑作だったとしても、報われない作品が多すぎるこの界隈。

 でもそんな中で本作が日の目を見られたのは、ひとえに野森さんの描く世界が素敵だったからであって、それに刺身のツマ的な立ち位置で貢献できたことは、私の生涯の誇りであると本気で感じています。ありがたやありがたや。

 もし私が今の仕事をクビになって履歴書を作成するとしたら、この実績だけは確実に書こうと思いますね。

 いやでも「それって野森さんありきでは?」と言われればその通りなのですが。笑



 まぁそんな冗談はさておいて、本作は「ままならなさ」を描こうと思って書いた作品です。

 第一話は私の担当だったのですが、モチーフが「アイス」ということで最初はめちゃくちゃ冷めた赤城だったんですね。

 赤城の仕事も相まって、ドライアイスかよって思うほど冷たくて、これじゃあ物語にならないってことで、実は第一話だけで三万字も書き直したんですよ。

 なのでスタートがとても遅れてしまったのですが、あの時「まぁこれでいっか」と思わなくてよかったなぁと今になって思えます。

 ただやっぱり最初の「冷徹な赤城」を引っ張っちゃって、最後まで「どことなく冷たい物語」になってしまったので、サブタイに「甘くて〜」が入っている以上、少しは甘い展開も書かないと二人が可哀想だなぁと思い、ずっと温めてたこのエクストラで締めたいと思いました。



 ここまで書けたのは野森さんと、そしてここまでお読み下さった皆様のおかげです本当に。私はいつも、誰かに生かされてるんだなぁ、ありがたいなぁと幸せを噛み締めています。

 本当にいつも、応援ありがとうございます!



 ちょっと文章が散らかっていますが、どうかご容赦下さい。



 2024年9月末

 秋風が嬉しすぎる薮坂でした。







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コンビニアイス・アライアンス 〜甘くて冷たいふたり同盟〜 薮坂 @yabusaka

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