やまとがみ　〜少年は、世界を変える〜

　法神。
　それは、やまとの国を支配する法術士のこと。やまとの国の政治に行い、民衆から畏怖の念を集める――それこそ神にも近い者だ。
　そんな法神が死にかけている時代、次代の法神を決める法神闘争が近付いてくる時代に、やまとの国のキリオ村にて、1人の男の子が産まれた。その名もヒユウという。その子は法力を持っていた。
　村唯一の法術士である、オババに法術に関して教わりつつも、ヒユウはのびのびと育っていく。彼は法神になんてさらさら興味を抱いていなかった。最低限、村を守れる程度の力を持つ法術士になれればいいと思っていた。
　そんな最中、村に法神闘争の為に戦闘をする法術士の二人組が入った。その戦闘の影響は周りの一般人が死ぬ程であった。
　それにより、父を亡くしたヒユウは、あることを決心する。



　物…続きを読む