第90話 あとがき

 ここまで「グローリーデイズ」にお付き合いいただいた皆様、まことにありがとうございました。国見君も同じことを言っていましたね 笑


 いやぁ、長かったですよね?笑


 初めて書いた小説ということでどのくらいのボリュームになるかを考えておらず、想像以上に長くなってしまいました。


 主人公である国見君の性格ゆえ、もどかしく煮え切らない展開が多くモヤモヤする場面も多かったことと思います。それに加えてドラマチックな展開やロマンチックな展開はほとんどなく、全体的に起伏の少ない平坦な物語だったと思いますが、最後まで読んでいただいたことを嬉しく思います。


 恋愛小説といえば、もっと劇的な展開や感動的な展開があるかと思いますが、現実世界の恋愛ではもっと地味なものが多いのではないかと思っています。


 しかし、はたから見れば地味でありふれた恋愛でも、当事者にとっては唯一無二の特別な時間なのです。小説や映画のような劇的な展開はなくとも、みんなそれぞれに一生懸命恋愛をしているのだと思います。


 つまり何が言いたいかというと、「グローリーデイズ」が起伏の少ない展開になってしまった言い訳をしているわけです 笑


 かっこよく感動的でキレイな恋愛を描くよりも、身近でありふれている地味な恋愛を描きたかったんです。


 気持ちを素直に伝えられて、迷わず突き進んでいけるようなカッコいい主人公ではなく、揺れる心に一喜一憂して、ときには死ぬほどの後悔をしながら、それでもなんとか少しずつ進んでいけるような主人公を描きました。


 今回、初めて小説を書くにあたり、3つのことに挑戦しました。


 一つ目は国見君と大月さんという二人の視点から物語を書くということ。


 二つ目は主人公の年齢に合わせて、文章を少しずつ落ち着いたものにしていくということ。


 三つ目は最後まで書ききるということ。


 以上の3つについて挑戦してみましたが、うまくいったかどうかは正直よくわかりません 笑


 しかし、今回の経験を活かして、次からはゼロから物語を生み出して書いていこうと思います。


 このようなあとがきまで読んでいただき、ありがとうございました。



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グローリーデイズ 月夜野ナゴリ @kunimiaone

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