只々もどかしくて、爽やかに甘酸っぱい。
全くの他人事でも力一杯応援したくなる、そんな胸がキュンとなる物語だ。
誰かに対する好意の芽生えは、いつの間にか自分の中で、グルグル回る。
見るともなしに目が行って、ほんの少しの変化にも一喜一憂してしまう。
自分だけの世界で完結していたものが、現実世界に漏れ出した時。そして想いが交差した時…。
そこから先も又同じようなグルグルが待っている。
大人への階段は、案外、螺旋階段なのかも知れない。
でも大人になってもグルグルしてる、そんな切なく愛しい繰り返しは、きっと掛け替えの無い 栄光の日々 なのだ。