――世界が輝いて見えた。
- ★★★ Excellent!!!
「虹が、ひび割れるとかそんな馬鹿な」
虹のかけらを拾ったところから始まります。
中盤で、
「――世界が輝いて見えた。」
この一行にたどりついたとき、私は涙しました。
そのうつくしい情景が、私にも見えたからです。
絵本にしたい!けれど絵本にしたくない!
物語は後半、美しいマジックリアリズムへとうつっていき、きれいに終わりを迎えるのですが、その煌きは確かにこの身にかけらを残していってくれました。
素晴らしいものを読んだ。
すなおにそう思える。
よかったです。
ありがとうございました。