私を魔法少女に? ならまず、魔法で私のコンプレックスをどうにかして♪
- ★★★ Excellent!!!
鉄板こそ至高。ん? ベタだって? シンプルイズベストなのだよ。
謎の生物との邂逅。顔に張り付いた謎の生物にいきなり、
自分は魔法少女にはならない! って告げられた生物の気持ちが空へと消えていく……。
それにしても紫が無駄にハイテンションなのは、一体どういう理由でしょうか……。
マジカルクリームは真面目に怪物と戦っているのに、それを中庭で弁当を食べながら眺める紫。ヒーローショーか何かを見ている感覚に近いのでしょうか。なんというか……対岸の火事みたいな見方してますが、紫よ……そんな「見方」ではなく、むしろマジカルクリームの「味方」を……。
一人、狩り残した怪物を追うマジカルクリーム。5時間目にも間に合わず、手こずっているのでしょうか……。
終盤で明かされる紫の本音。なるほど……。空虚な自分に「魔法少女」という衣装を着せてもそれは、「魔法少女」という服を纏っただけの「空虚」になってしまうから。雲をつかむような話なら、最初から、掴もうとすら思わないのも、それはそれで賢明な判断なのだろうと思います。
しかし……状況は刻々と深刻さを増していき。マジカルクリームは瀕死。
この場において、活路を見出すことができるとすれば、それが可能な人物がいるとすれば、それは紫。今こそ、雲をつかむ時! と思ったら、あれ?
まさかの展開に、俄然目が離せなくなってきました。
信頼関係の元に成り立つ熱い友情。紫も、今回は対岸の火事と思わずに、ホースをもって駆け付けた勇気に惜しみない拍手を。
しかし、そんなに頻繁に妖精が飛んでくるなんて、紫にはよほどの才能があるのですね。「ま、いっか。お試しってことで一回だけ魔法少女、なってみよっかな♪」みたいな言葉を紫から引き出せる妖精は、果たしてこの先現れるのか……。
妖精と紫の戦いは続く……。あれ、趣旨が変わっちゃってませんか?
まぁ、いっか。紫は、魔法少女にはならないんだし。という〆でいかがでしょう。