マチコさんの一生を描き続けてNHK連続テレビ小説化まで漕ぎ着けて🚣♀
- ★★★ Excellent!!!
優良物件のはずなのに、結婚相談所で巡り合う殿方からは、ことごとく断られ続け、一方で自分に告白してきた超絶イケメン大学院生の白南風恭太さんのことは拒絶していた沢田真知子さん。
結局、その超絶イケメン院生と婚約の約束というところまで辿り着いた前作。
本作は、結婚に至るまでの、ほのぼのとした物語……なのかと思いきや!
マチコちゃんに嫉妬し逆恨みし敵意を持つ存在が登場。
あわや、という危険なシーンもあって、『ほのぼの』とは程遠いお話も少なくありません。
とはいえ、甘々なお話やデレるマチコちゃん、さらには、『Machikochan surprised Kyoutasan ! (『マチコちゃんの先制攻撃!』)』なお話もあって、友達以上夫婦未満な部分もお楽しみ頂けます♡
さて、本作の魅力はなんでしょう?
やっぱり一番は、キャラクター作りの上手さなんじゃないかな?
キャラクターひとりひとりが実在するかのように、生き生きとしていて、喜んだり、悩んだり、嫉妬したりしてて。
また、見せ方も凄く上手で、かつ、辛い展開の後にほのぼのとした回を織り交ぜるなど、配慮も行き届いています。
特に、主人公のマチコさんは、多くの読者から共感を得られそうなタイプ。
彼女の人生をずっと、追って行きたい。いや、いっそ子ども時代から見てみたい!
NHK連続テレビ小説化して、その一生を追って欲しい!
そのくらいの作品ですね。
順番的には。
書籍化→コミカライズ→アニメ化→実写ドラマ化でしょうか?
実写ドラマでも、NHK連続テレビ小説を目指すとなると、マチコさんの一生を描かなければなりませんが、松清先生なら描けます。
マチコさんシリーズは、松清先生のライフワークとして、長く描き続けて頂きたい。
書籍化されて、『バンザーイ♪』ではなくて、朝ドラとして一年間、日本中のお茶の間に笑いと感動を届けるコンテンツへと育ててもらいたいものです。
そうなれば、カクヨムでのシリーズ累計1億PVは軽い♪
作者の宇部 松清先生も、かつてのマチコさん状態(超絶優良物件なのに、何故か買い手がつかない)ですからね☆
カクヨムさん? 青田買いするなら今のうちですよ?