この小説は、SFの名を借りての、純恋愛小説なのかも……。

前編と、後編で、話し手が代わります。

でも、そう言う事は、この際、関係ありません。

人を愛する事と、実は、その奥にあるであろう、自己欺瞞。

これを、これ程、厳しく追求した、作品を今まで読んだ事がありません。

皆さんへ、この、倒錯した恋愛感情を、是非、味わってみて下さい。

驚愕される事、保証致します。