あとがき

 終わりました。

 TRPG「ソードワールド無印」で遊びまくってた時代に作った黒歴史キャラを主人公にした、異世界ファンタジーでの犯罪小説。


 元ネタの彼「マギ・ウスザ・ポルン」は、本当にどうしようもない奴で。


 最初は賢者の学院の学院長の男妾をしていて。

 そこから古代語魔術師4レベルに到達して変身の魔法を覚えると、常時女の姿に変身するようになり、学院の少年を食いまくり。

 そして3レベルで習得した「ボーンサーヴァント」の魔法の素材を得るために、敵は全て殺害し、その骨を抉ることをライフワークにしてたら。


「お前、いい加減にしろ」


「フォーセリアでは犯罪では無くても、お前の行動は人道に反している」


 とバチボコに非難され。

 GMにも「お気に入りのNPCを惨殺されて、骨を抉られた恨み」でシナリオ3回に渡り命を狙われるというろくでもなさ。


 流石にそのまま小説の主人公にすると、話が成り立たないから


「倫理観と貞操観念はボロボロだけど、仲間意識は普通にあるし、彼なりに正義感もある」


 こういうキャラにしました。


 以下、キャラクターについて


①主人公・マギ

 同性愛者の高レベル魔法使い。

 魔法で永久に生きる人工生物を作ることに人生を賭けている。

 元ネタを出来る限り主人公を務められるように修正したキャラです。

 最初は彼は、他人が自分にどういうイメージを持つのかということを考えられない人間だったわけですが、最終的に他人がどういうイメージを自分に持つのかを考慮できる人間に成長する。物語としてこの方向で行こうと決まったんですが……


 これ、ダメ人間が真人間寄りになっただけだよな。


②弟子・ネコ

 元酒場でウエイトレスをしていた貧乏少女。

 魔法使いに憧れ、マギに弟子入り。

 マギのボロボロの倫理観のストッパーとして出したキャラです。

 元ネタは同じく私のTRPGキャラですね。名前もそのまんま。


③ガイザー

 戦闘シーンをやるときに、前衛を務められるキャラいないとまともな戦闘シーン書けないなと思い、出したキャラ。後述の奥さん・ベネットの夫役も必要だったから、色々合理的な理由で出来たキャラですね。


④ベネット

 マギを暗黒都市に誘うために作った、物語の牽引役で。

 最終決戦でラスボスに致命的な一撃を入れて、そこまでマギが積み上げたものの象徴として活躍してもらうために出したキャラ。


⑤モロス

 マギの長所「倫理観がボロボロなので、固定観念が無く、そのせいで理不尽な差別意識を持たない」を出すために作ったキャラです。

 ダークエルフを出したかったのもある。

 マギと結婚させる予定は最初は無かったですけどね。なんとなく。


⑥元パーティーメンバー・リア

 マギと再度遭遇したときに、彼に好意的な態度をとるメンバーは1人くらい要るでしょ。

 あと、彼女はお察しの通り腐ってる人です。


⑦ヒュドラ

 犯罪者であっても、良い人はいる。

 そういうのも面白いと思うし、盗賊ギルドの幹部となると

「愛人を多数抱え、子だくさん。その実子を手駒として活用する人間」

 そういうの、らしいですよね。


⑧ラスボス・グレイオールド

 コンセプトは「能力値だけマックスで、その人格面で全く尊敬できる面が無いゴミオブゴミ」

 参考にしたのは某鬼滅の無〇様です。


 エゼルバードと共闘するためには必要なのよ……。


 最後に。

 ここまで読んでくださった方、本当にありがとうございました。

 評価して下さった方には本当に感謝しております。

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パーティーを追放された変態魔術師が、人助けをする話。 XX @yamakawauminosuke

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