これがほんとに恋愛小説? と思っていたら、ほんとに恋愛小説でした。

本作を読み終えて、「ルパン三世 カリオストロの城」で銭形警部が終幕寸前にいう、例の名言をふと思い出しました。

近年、ドロドロしたラブコメディが流行しつつあるように見えますが、この作品は心温まる良い小説でした。2,000文字強の掌編なので、学園の恋愛ものなどを求めているひとは迷わず手にとっても良いようにわたしは思います。