死にたくなる人たちへ送る鎮魂歌。

読みながら胸は苦しくなるし、それでも、スクロールは止まらないし、色んな意味で大変だった。あいりちゃんはイマジナリーフレンドなんだろうけれども私も子供の頃、あいりちゃんみたいな子がいてその孤独の深さを思い出した。
読んでいて今の社会の根深い闇を突きつけられる。そして、自分自身の生きづらさも。
今日、家の近くの路線で人身事故が発生した。死んだその人はどんな思いで飛び込んだのだろう。
優雅たちのように死にたくて集団自殺を計画したり、それで閉鎖病棟に入院したりしているか弱い人は知られていないだけでたくさんいるのだろう。
苦しくはなるが辛い時はむしろ、悲しい物語を読むと救われることもある。

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