お前の土下座ごときに私の怒りを鎮める価値はない！

このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む（204文字）

ホンサクハゲンダイノニホンヲブタイトシテ、ビジンOLガカレシニウワキサレテドゲザサレルモノガタリデース。
シカシ、ドゲザゴトキデハイカリノオサマラナイカノジョハ、モトカレヲイッカツスルノデースガ、ソレガオモワヌジンセイノテンキヲウムノデース。
スカットジャパンシタイヒトニオススメデース！

かつての日比谷公園といえば、野音からの音楽が漏れ聞こえて来る、良い場所であったが。

「お前の土下座ごときに、私の怒りを鎮めるだけの価値は無い！」
商社の派遣社員として働く七華は、浮気した恋人が土下座する前でそう叫んでいた。
騒ぎになったせいでその光景がスマホで撮影されてしまい、動画はすぐに拡散。
翌日には、七華の会社でもその出来事が広まってしまう。
会社を辞めるしかなく絶望する七華だが、その動画のおかげで『反逆のカリスマ』としての運命が走り出す！？

恋人の浮気による怒りや絶望。将来の不安。嫌味な同僚。
共感してしまうような境遇ですが、そこは『反逆のカリスマ』の素質を持つ七華。
自分が『美人』であることを客観的事実として認識しては利用しており、内心では同僚たちに悪態を吐く強…続きを読む