ブラックでも血生臭くもないのに、じわりと怖い「初任給は何に使うの?」という何気ない問いへの、過剰で冷静な報復。骨董屋のアルパカ主人、日本刀を“分解して値下げ”する発想、そして「半分払った=命を半分奪った」という理屈。すべてが静かにズレていて、静かに狂っている。軽妙な文体で描かれるのは、社会人一年目の鬱屈と、ユーモアに偽装されたささやかな反逆心。笑えるのに、どこか背筋が冷える。このバランス感覚が実に巧みな一編。
もう、とにかく読んでください!!私は一度読んで忘れられずに読み直しにきてしまいました。テンポといい言葉の選び方といい、なんでこの作品が流行らないんだ!!もっと読まれてくれ!!皆で笑ってくれ!!読み返した今日も笑ってしまいました。オススメです。
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