概要
止まってしまっていた初恋が、また再び動き出す。
友達に囲まれながら学校生活を送る高校3年生の柴崎匠と一人で本を静かに読む水嶋花凛は同じ教室にいながらも、話したことがなかった。共通点のない対照的な二人に思いきや…放課後、偶然出会った本屋で『パステルライド』という作品が好きと知り、そのことをきっかけに二人は仲良くなり、恋心を抱くようになる。思いを伝えようとした矢先、花凛は、冬休み前の終業式に学校の屋上から何者かによって突き落とされた。匠は落ちた花凛を屋上から見下ろす人影を目撃したが、彼女の死は、明らかに事件性がありながらも、自殺だということで処理された。匠は花凛が初恋の相手だと気づけず、死なせてしまった後悔のまま卒業式を迎えた。その帰り道に公園で謎の男と出会い次の日、3 年生の始業式へとタイムリープをしていた。周りを巻き込みながら、初恋の相手
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