第四帖 薄雲
前編
其ノ一 石鹸
「お優、
私は茶壺を取り終えて、納戸の
「お優、
と私に声を掛けられました。
突然の事に戸惑いながら私は、
「あ、はい」
とだけ、目を伏せ気味に返事をしました。
その時の春庭様は、ついさっき湯に行って来たばかりなのか、お
まだ残暑の厳しい折でしたので、春庭様は
「お優は近頃父上と、
と言って、笑顔で私にその巾着袋を差し出しました。
明日に続く
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木居宣長 町医者ばなし~源氏物語奇譚~【カクコン10に参加中】【朝の連続ネット小説】 知良うらら @Chira_Urara
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