其ノ十五 真木柱
それを見た女中のお千代は大きな声で、
「いやあ、誰か!」
と叫び、
「ひ、
と大声を出しました。
その声を聞いて、
「一体、何ごとどすか?」
と隣室で朝食を取って居た高蔭の両親も慌てて駆け着け、視界を
透かしの
「独りゐてこがるる胸の苦しきを 思ひあまれる炎とぞ見し」
(
お六は空っぽの心に、色彩の無い虚無の眼差しで他人事の様に、この源氏物語の
第三帖 夕顔 完
来週から 第四帖「薄雲」に続く
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