垂涎の的

……とはこの作者さまのことを言うのだと思います。モブなどとんでもなく。常人ではこのファンキー極まったる家族との半生をネタ(エッセイ)へと変換することなど、到底できますまい。

比べて、有難い一方で平凡な取り巻きを憂いなげく、己の人生。でも……

「人生は近くで見たら悲劇だが、遠くから見ると喜劇である」

見方を変えれば、実はもっとセンスオブワンダーが転がっているかもしれない。
作中で引用なさっているチャップリンの言葉に、はっとします。

その他のおすすめレビュー

矢武三さんの他のおすすめレビュー637