概要
『終わりの石を渡りきるまで決して顔を上げてはならない』
小学校へと向かう道の途中、変わった場所があった。
竹やぶの間に石が敷き詰められている道があるのだ。歪な形をした石の数は88個。古いものらしく、誰が敷いたのかなんて誰に聞いても分からなかった。
けれどその石の上を通る時のルールだけは誰に聞いても同じだった。
『終わりの石を渡りきるまで決して顔を上げてはならない』――と。
竹やぶの間に石が敷き詰められている道があるのだ。歪な形をした石の数は88個。古いものらしく、誰が敷いたのかなんて誰に聞いても分からなかった。
けれどその石の上を通る時のルールだけは誰に聞いても同じだった。
『終わりの石を渡りきるまで決して顔を上げてはならない』――と。
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