新人OL、先輩の奇襲でバグる

ゆる弥

新人OL、先輩の奇襲でバグる

 この日は下請け業者との最初の仕様打ち合わせ。

 まだ入ったばかりの私は初めての経験なの。

 緊張するけど、プロジェクトリーダーは10歳上の先輩。だから、心配ない。


 昨日までに一緒に資料を作ったんだから。


 ついに始まった打ち合わせは最初は先輩が軽く説明する。そこから細かい内容を私が。ずっと沈黙して聞いていた下請けさんが口を開いた。


「ここ矛盾してない?」


 資料を見るとたしかに仕様が矛盾していた。すぐに謝り、自分の資料に付箋を張る。


 三箇所おかしな所があると指摘されて打ち合わせは終わり。なんとか終わった。


 下請けさんを見送って席に戻ると喉がカラカラ。自販機のある休憩所に駆け込んで甘いレモンティーを連打する。


 テーブルのある窓際に行くと一気に喉に流し込んだ。


「はぁぁぁ」


 ため息をついて突っ伏したその時、頭をポンポンッとされ驚いて振り返った。


「鈴木、よく頑張ったな。初めてにしては上出来だ」


 えっ!?

 ちょっ!?


「あ&¥$@」

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新人OL、先輩の奇襲でバグる ゆる弥 @yuruya

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