疾走感を感じる

導入から始まる喉の渇きを覚えそうなダークな作品でした!
1章の緊迫した展開の臨場感はぜひとも読んで味わっていただきたいと強く思える進行。
かと思えば2章ではそれを忘れたようなゆったりとした落ち着きを見せる、と緩急が明確でより物語に没頭できるでしょう!

あらすじがシンプルですが、それがまたこの作品の魅力を高めていると思います。
その最小限の情報から読み進めるだけで、パズルが組み上がっていくように世界観が構築されるような洗練された描写の数々はまさに圧巻です!
近未来的要素がありますが、詰め込むように設定が置かれているわけではないため、苦手意識を持つ必要もないです!
そんなハードな世界観。みなさんも味わってみてはいかがでしょうか?

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