「人間」という物語はいつだって魅力に満ちている

生きることに疲れ果てた主人公は、ある日プツン……と糸が切れてしまう。気づけば、精神科病棟に入院することになっていた。そんな何もかもを諦めた主人公の前に、神を自称する男が現れる。
深くに染み込み、心を揺らしてくれる。タイトルを裏切らない作品です。

翻弄され葛藤する人間は、その時点で美しいものです。願わくば、もがいた先で何かを掴めますように。

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