ガダルカナル陸戦の米軍十字砲火をテレビ番組で知りました。太平洋戦争で、日本軍兵士たちは想像を絶する辛酸を舐めたのでしょう。それでもあたたかい人の心を失わなかった人がいたと思わせる感動の小説です。
ショートショートをメインに書いていたのですが、最近は長編小説に力を入れるようになってきました。最新作『両隣の幼馴染が交代で家に来る』『世界の敵と愛し合え!』完…
現在と過去の記憶を行きするなかで、生き様や命の重さに考えさせられました。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(277文字)
この物語は、戦争という人間の業の深淵に踏み込みながらも、そこから生命の輝きを見出す詩的な力作である。勝男の過去の記憶が現在と重なり合う場面は、まるで時空を超えた旅であり、読者を深い感動の渦へと誘…続きを読む
脚本の用語で、フラッシュとは回想シーン挿入を差しますが、本作品における戦地を巡るフラッシュには、トトトトトという銃声が聞こえてきそうなほどの臨場感を覚えます。映像、臭い、感触、温度……。地球…続きを読む
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