タイトルからは想像つきませんが、世界中を旅するお話です

ルーツの探索ってロマンがありますよね。
あんなものやこんなものがシルクロード通って極東までやってきちゃったのかしらん、と想像すれば感動すら湧き起こります。

我らがサブロウ先生のシリーズ第三弾です。
筆者の知識と検証力に裏打ちされた三話までの定説からの、四話目の怒涛の展開が秀逸です。
なんでポルトガル人にそんなこと訊いちゃうの? めっちゃ仲良しだから? 宣教師だよね? それどんどん伝播してっちゃうの?
と疑問符と爆笑が飛び出すこと必至です。

とはいえ、近年、隠れキリシタンのオラショがヴァチカンに驚きを持ってもたらされた事実もあるように、サブロウ説は歴史と相まって、笑いの中にも深い説得力を与えてくれます。

しかし、小難しく考えることはありません。
結局はサブロウ先生の行動が物語っています。その神秘の部位には、人々を駆り立てる原動力がある。その一言に尽きるのでしょう。是非ご一読ください。

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