料理は愛情! ひとつぶで二度おいしい、究極のメシテロ小説。

料理はひとりで食べるよりも、誰かと一緒に食べると美味しく感じるものだと聞きます。本作は、洗練された筆致でそれを体現することに成功したようにみえます。

わたしは短編にはめったに★3の評価をしないのですが、本作はきわめて完成度が高いと感じてその評価とさせていただきました。ただのメシテロ小説に終わらず心あたたまるドラマにまで昇華した手腕に、わたしは手放しの賛辞を送りたいです。

小説のタイトルも気が利いていて、わたし的にはポイントが高いです。

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