最後まで読めば作者のキャッチコピーに隠された意味がわかる

主人公が3年間も通い続けた『のぞき部屋』パーテルノステル。
本文内では、冒頭から主人公の荒い鼻息まで感じられるような、少々淫靡な雰囲気で描写される。
金銭と時間を引き換えにして、興奮と愉悦を入手する主人公。
しかしある日、いつものぞいていた部屋に異変が起きて――

ぱっと見では、硬い文章に見えるかもしれません。
でもどんどん読み進めてしまう。
正確な状況説明と心理描写、この二点が上手に混ざり合っているからです。
たった1万文字弱なのに、非常に濃い内容。
それを最後まで読むと、作者のキャッチコピーに隠された意味を見つけることができるはずです。

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