さすがドロドロクィーンが送る名作!続きが気になりすぎて真っ先に読む!

主人公の來(らい)は、結婚寸前の同性パートナーである也夜を事故で失ってしまいます。
失うと言っても、也夜は意識不明になったんであって死んではいない。
でも、自暴自棄になり性に走ったり堕落したりしてしまう來。
そんな中、ビジネスパートナーとして現れた分二と恋愛関係になるのですが……。

もうね、とにかくドロドロしてるんですよ。
愛がこんがらがって迷い過ぎてめっちゃぐちゃぐちゃしているドロドロです。

私は作者の麻木香豆様の事を『ドロドロクィーン』だと思っているのです。
麻木様が書くドロドロは突き抜けてドロドロしていてもはや快感になって来る。
ああ、先がどうなるのか……!?
と気になって、PCを付ければ真っ先に飛んできてしまう。
ある意味麻木香豆中毒ですよ。

これはBLのストーリーなんですけども、BL読んでる感ってあんまりないです。
『家族とは?』という事を訴えている作品にも感じられます。

紙切れ一枚で『家族』になっていなかったからこそ、來と也夜、そして分二はその関係性に翻弄されて行くのです。

大人のBLストーリーとも言えるかもしれません。
ドロドロ好きな方は是非!!

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