異能を持つ者たちの人間ドラマ。

能力者保護法に基づいて設立された組織『風車宗治を讃える会』のメンバー、
霜降伊代を中心とした、連作短編のお話です。

異能についてもよく考えられており、万能ではないのが面白いところです。
『NUMBER ONE』で地母神に会いに行くお話では、伊代の相棒として登場する忠治が、なんか癖になるんですよ。喋り方に癖があって。しかも五人いてですね、性格も様々、お給料も五等分。ね? 気になってきましたでしょ?
伊代は異能とは別に、毎度車酔いに悩んでいたりします。人間味が感じられて、共感できる部分がちゃんとあるのが嬉しい。

異能の凄さだけではなくて、彼らの人間ドラマを楽しむお話です。
お薦めします(^^)!

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