能力者保護法に基づいて設立された組織『風車宗治を讃える会』のメンバー、
霜降伊代を中心とした、連作短編のお話です。
異能についてもよく考えられており、万能ではないのが面白いところです。
『NUMBER ONE』で地母神に会いに行くお話では、伊代の相棒として登場する忠治が、なんか癖になるんですよ。喋り方に癖があって。しかも五人いてですね、性格も様々、お給料も五等分。ね? 気になってきましたでしょ?
伊代は異能とは別に、毎度車酔いに悩んでいたりします。人間味が感じられて、共感できる部分がちゃんとあるのが嬉しい。
異能の凄さだけではなくて、彼らの人間ドラマを楽しむお話です。
お薦めします(^^)!
カクヨムコン応援のため、第一章を読んだところでレビューを書いてます。
能力者であり有能なエージェント風の主人公に、チャラいバディというコンビが繰り広げるアクション系ファンタジー。
サスペンス風の世界観なのですが、バディである人物がハチャメチャな性格なので、ちっとも緊張感がない。
主人公も完全無欠というわけでなく、車酔いでベロベロになったりして、頼りない一面も。
それでもスマートに仕事をこなす……のかと思いきや、かなり派手にやらかしたりして、とにかく常に騒がしい。いや、イイ意味でですよ。
メチャクチャなんですが、なんか応援したくなる二人です。
(ん? バディは五人だっけか?)