破滅する悪役女帝（推し）の婚約者に転生しました。～闇堕ちフラグをへし折るため、生産魔法を極めて平穏に生きる！～

「ようやくおまえの婚約者が決まったぞ。なんと公爵家令嬢だ」

　両親からいきなりそう告げられた辺境領地を治める貧乏貴族の嫡男・アズベル。
　だが、その直後にこの世界は彼が前世でハマっていたゲームの世界であり、婚約者のロミーナは自分の推しキャラで、のちに【氷結女帝】と呼ばれて人々から嫌われる「やられ役」だったことを思い出す。　

　推しキャラで婚約者のロミーナと辺境領地で静かに暮らそうと、与えられた生産魔法を駆使して貧乏貴族からの脱却を図る――が、いつしか王家や原作主人公からも頼られる存在になっていた！？