心優しき皇子は、王位よりも平穏を望む

魔族の皇子、紅藍玉は、神童と謳われる子だった。
しかし、ある時から、彼はその実力を隠して「落ちこぼれ」を装うことに。
誰よりも力があるけれど、誰よりも優しい藍玉は、大王や兄たちの思惑に翻弄されて、苦悩する。

そして彼はやがて魔界を出奔。人間界で一人の道士と出会う――。

柚月先生の十八番、中華BLファンタジー!
美しい描写と、しっかり練られた登場人物のバックグラウンドストーリー、そして丁寧に組み込まれた伏線が、柚月先生の作品の魅力です。
今作も魅力的な世界観にぐいぐい引き込まれる、良作ですよ♪

敵の動向も気になりますし、藍玉が魔界を出ていくことになった経緯も、メインストーリーの方も気になる!
続きがとっても楽しみな作品です!

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