1話目のタイトルが重い

あらすじもさることながら境遇が一発で理解できる見事なスタートでした。

丁寧な導入でありながらとても印象に残るのは、世界観の散りばめ方にあると思います。
さりげないキャラ紹介のはずが添えてある一言の説明でその場所に居る、ということがどういう意味を持っているのかを強烈に意識させてくれるからこそです!

また、序盤はお互いが異世界の人という認識のもとに会話が進行するわけですが、認識のズレという簡単な言葉では表せない根本的な意識の差が読んでいて胸を締め付けてきます・・・が、だからこそ・・・タイトルに希望が持てる素敵な作品です!
序盤は暗い物語に見えるかもしれません。ですが、暗闇でも本当に生きているようなキャラたちはとても光輝いて見え見失うことはありません!

そんな希望に向かって「何があっても前を向いて進んでいく」物語。前を向きたいあなたにお勧めしたい作品となります!

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