転落から、着実に力を付けて行く少年が、強敵に出会い、助けられ、かけがえのない仲間を見付ける王道ファンタジーです!
着実に力を付けて行く少年の姿が細やかに描かれる本作。
最初、生きのびる事だけに必死だった少年が、生き抜く覚悟を決めて臨む戦いは臨場感にあふれて手に汗握ります。
精神的成長もつぶさに感じ取れる物語運びで、胸を熱くしていれば「綺麗なお姉さん」「可愛い女の子たち」との恋を夢見る彼の本音も現れだして……
おやおや、これから君はどんな成長と遂げるのかな~?
と、今後の彼の成長がますます楽しみになっています!
是非一緒にこの物語を追い掛けてみませんか⸜(*ˊᗜˋ*)⸝
最新話まで拝読してのレビューです。
他のレビュワーも書いているとおり、主人公の少年はどん底に突き落とされ、そこから努力を積み上げて這い上がっていく、まさしくザ・成長譚です。
このひたむきで心優しい少年にまずは心打たれること間違いなしでしょう。
作者様のメインファンタジー作「パレット探求記」よりもウェブ小説向けに工夫がなされていて、とても読みやすく描かれています。
少年漫画風とでも言いましょうか。熱い展開が続きます。
どん底がどういう場所なのかは読んでいただくとして、異種族との交流も楽しみなポイントです。彼らとの交流を通じて少年は力をつけていくところなど、王道ファンタジーらしさが存分に出ています。
詳しくは書きません。手に汗握るようなバトルもあり、およそ今のファンタジーになくてはならない要素が満載です。
ぜひクリスマスから年末年始にかけて読んでいただきたい作品です。おすすめです。
タイトル通り、主人公が冒頭で"どん底"へと落ちます。でも、まず読者は「そのどん底か!」と驚く事でしょう。
ですが、驚くのはまだ早いです!
プロローグの時点で主人公の少年はまだまだ言葉遣いも幼い子供なのですが、"どん底"に落ちた後、この子にはほのぼのライフなんて待っていません。ガチのサバイバルです!
熱く、そして生々しいバトルもあります。
開始数話で読者は主人公に惚れて、彼が本当にどん底から這い上がれる男になると確信するでしょう。
それから動物好きな方にもおすすめな点があります。
サバイバル生活を過ごす間で、主人公は共に生きる可愛い生き物と出会います!
どうぞ、ページを開いて見てください。
ガチサバイバルと可愛い動物との生活、ダブルで味わえるなんて他にはありませんよ!
落ちこぼれ、と言うと、地位に対する劣等や周囲からの軽視を思い浮かべますが、この作品は違います。
文字通り地上から「落ち」、文字通りの「どん底」から這い上がるため、自分にできることをなんでもやり続ける少年。
彼自身の過去は、現時点では話の合間に少し触れられる程度で、「落ちこぼれ」として実際どのように生活してきたのかは、ほとんど明かされていません。
しかし、「生きるか死ぬかの瀬戸際にいるんだから」と、読者に過去を気にさせないくらいの壮絶な生活が、克明に描写されています。
ある戦いの場面では、血のにおいがこちらまで伝わってくるようで、少し「うっ」となりました。(※個人の感想です)
崖の上に這い上がったとき、少年と彼の仲間は、どうなるのか。
そもそも、無事に這い上がれるのか?
続きが気になるお話です。
「ぼくは恩や情で戦えるひとになりたい」
作中で、ぼくが強く思った言葉。
これが少年の生き様を端的に表しているのではないかと思います。
親から離れ、崖下の世界に落ちた少年。
美味しい料理もない。ふかふかのベッドもない。親しくできる人たちもいない。
サバイバル生活の始まり。
自分の力で食料を手に入れ、魔獣と戦い、倒した魔獣で武器を作る。
精霊と契約を結んだものの、会話は成立しない。
孤独で、不便で、過酷。
その中で、少年は這い上がっていこうとします。許せないものには、全力で立ち向かっていきます。
大義、恩、情。それらが少年を突き動かしているように感じられて、シビアなサバイバル生活なのに読後感は爽やか。少年を力いっぱい応援したくなります。
少年には、優れた能力や特別なスキルがあるわけじゃない。落ちこぼれ。
でもだからこそ、必死に生きていく様がかっこいい。
綺麗なお姉さんと可愛い女の子に会える日が来るといいね(綺麗なお姉さんの手を握りたいという率直な願望が、男の子らしいです笑)
この物語の主人公は自分のことを落ちこぼれだと思っています。
だけど、そもそも落ちこぼれって何なのか?
誰かが決めた価値観に沿うか外れるか、本来生きる上でそんなことが大切なのか?
この作品はそういう根源的なことを考えさせてくれます。
確かに主人公は何も持っていないかもしれない。だけど、いきなり魔獣のいる世界に放り込まれ、四苦八苦しながらもその世界にある食べ物や素材で生き抜いていきます。そんな主人公の一生懸命な姿勢に、いつしか応援しています。
現世で勝ち組と言われる人たちをこんなに真摯な気持ちで応援することなどあるだろうか?
生きることに本当に必要なものは何なのか?
もう一度自分の価値観を見直しながら、主人公の活躍を一緒に追ってみませんかり、